RINGS 今週の言葉
週の始まりに当税理士所員が、「今週の言葉」を決め、直筆にて 掲示発表します。
スタッフ全員が順番に担当しています。 この言葉を念頭におきつつ、日々の業務の糧とします。
ある時は、励ましに、またある時はヒントとなり、スタッフのモチベーションを高めます!
大切なのは 身体の大きさではなく、ハートの大きさだ。
これは、アメリカのプロバスケットボール選手の言葉です。
NBAの選手の平均身長はおよそ198cmで、なかには230cmを超える選手もいます。
そんな中、彼の身長は約180cmと、NBAでは小柄な方に入ります。
それでも彼は、「恵まれた才能や身体的な条件がなくても、努力と強い意志があれば、自分の好きな世界で輝くことができる」と教えてくれています。
目標を達成するには、努力はもちろん大切ですが、困難を乗り越え、自分の限界を突破していく精神力も欠かせません。
努力を継続するためには、「折れない心」「立ち向かう心」が必要不可欠です。
私自身もその心を忘れずに、これからも一歩ずつ堅実に進んでいきたいと思い、今週の言葉にさせていただきました。
佐藤 沙希
失敗とは、その価値がまだ実現されていない将来の財産である
これはアメリカの科学者・発明家のエドウィン・ハーバート・ランドの言葉です。
「失敗をしてはいけない」「ミスをするとコストがかかるし、時間もかかる」という言葉はよく耳にします。確かに、ミスをすることで時間やコストがかかり余計な仕事が増えてしまいます。
しかし単に失敗を恐れているだけでは自分の成長は望めませんし、その失敗から学ぶこともたくさんあると思います。
ミスしないことが大前提にありますが、自分の将来の財産になるのか、マイナス評価で終わるのかは、その時の対応で決まると思います。
失敗を失敗のままで終わらせずに、将来の財産に出来るように全力で取り組んでいきたいと思い、今週の言葉といたしました。
何事も達成するまでは不可能に見えるものである
これは、南アフリカの元大統領ネルソン・マンデラ氏の言葉です。難しいと思えることも、実際に行動してみると少しずつ可能性が見えてくることがあります。目の前の壁に臆することなく、一歩踏み出す勇気を大切にしたいと思い今週の言葉としました。
佐々木 公美
人生は三切る~踏み切る、割り切る、思いきる~
この言葉は、野村證券元専務、津田 晃氏の言葉です。
「踏み切る、割り切る、思い切るの三切る」という言葉は、まず行動を起こし、その後に冷静に努力し、最後に必要ならば思い切るという段階を示しています。特に、最初の決断後に全力で取り組むことの大切さを教えてくれてます。早急に結果を求めるのではなく、まずは努力を重ねることが重要であり、焦らずに一歩一歩進むことの大切さを再認識させてくれます。繁忙期に入りスケジュールを常に意識したり、コツコツとこなしていく事の重要性が問われると感じたので今週の言葉にしました。
「必要なこと」から手をつける
限られた時間の中で、効率よく時間を使うためには「優先順位」を決めることが一番大切だと思います。重要度・緊急度の高いものから順に実行していくことで効率よく仕事ができると思いましたので、今週の言葉にさせていただきました。
佐藤 裕幸
ただ今日まさに作すべきことを熱心になせ
一つの仕事に取り組んでいても、他の仕事のことを考えてしまうことがあります。しかし、それでは思考が散漫してしまい、思うような成果を出すことは難しいと思います。今は2月決算、そして3月決算業務が目の前にあります。一つ一つの仕事を熱心に取り組み、成果を出したいと思い今週の言葉にさせていただきました。
佐藤 友弥
足るを知る
足るを知るとは、自分の実情に満足して、不足を嘆かず、満ち足りて捉えることです。人間は現状が満ち足りていないと感じると、それを物質的な物で満たそうとして不必要な浪費をしてしまったり、自分を良く見せようとして必要以上に見栄を張ってしまいがちです。
まずは自分の現状(特に環境)に満足すること、そしてそのうえで目標に向かって努力することが精神的な豊かさを感じるためのあり方なのではないかと思い今週の言葉としました。
武田 悠
一時間の浪費をなんとも思わない人は、人生の価値をまだ発見してはいない。
これは、イギリスの自然科学者であるチャールズ・ダーウィンの言葉です。時間は皆に平等に与えられています。1日24時間をどう使うのかはその人次第です。ただ、仕事においては決められた時間で一定の成果を出すことが求められます。
確定申告が終わり、3月決算が始まる前の今この時間をどれだけ有効に活用できるかが3月決算の進捗にも大きく影響してくると思います。段取り八分という言葉もありますが、事前準備を徹底し、時間を有効に活用して、この後の繁忙期に備えていきたいと思い今週の言葉とさせていただきました。
山内 雄太
足るを知る
稲盛和夫さんの著書の中で書かれていた言葉で、老子の「知足」の生き方です。
今持っているもので足りる心がなかったら、さらに欲しいと思っているものを手に入れたところで決して満足することはできない。私欲はほどほどにし、不足くらいのところで満ち足りて残りは他と共有する、あるいは他を満たす思いやりの心、利他の心に通じる考えです。但し、知足の生き方は決して現状に満足して、何の新しい試みもされなかったり、停滞感や虚脱感に満ちた生き方のことではありません。新しいものが次々に生まれ、健全な新陳代謝が間断なく行われる、活力と創造性に満ちた生き方というイメージだと述べられています。そういった自利利他・知足利他の心へ達しようと日々努めることが大切だと思い、今週の言葉としました。
田口 幸宏
「アイディアは、忘れることで育つ。」 ── 外山滋比古『思考の整理学』より
何かを考え抜いたとき、すぐに答えを出そうとするのが私たちの常ですが、実は「いったん忘れる」というプロセスが、思考を深める上でとても大切なのかもしれません。
外山氏は、思考を料理にたとえます。材料を一気に火にかけるのではなく、いったん寝かせ、熟成させる。その時間こそが、アイディアを洗練させ、独自のひらめきへと変化させるのです。
「すぐに答えが出ないのは悪いことではない」と自分に言い聞かせることも、立派な思考力の一部。考えたことをいったん忘れ、時間とともに自然に浮かび上がってくる発想こそ、自分だけの知恵に育っていくのだと感じます。
私たちの日々の業務や経営判断においても、即断即決が求められる場面は多くありますが、敢えて少し寝かせてみる。そんな余白を持つことで、より本質的な答えが見えてくるかもしれません。
立石 勇太